ペルーで4800年前の神殿遺構を発見
2006-06-21


なんだか壮大な話である.4800年前だと日本では縄文時代であろうか?そのころに石造りの神殿を作っていた文明が南米にあった,ということがほぼ確実になったらしい.

私も1970年代にペルーに滞在していたことがある.この遺構を発見したのは天野博物館(Museo Amano)の人らしいが,その博物館も見に行ったし,多分当時はまだ館長だった故天野芳太郎氏もお見かけしたのではないかと思う(といっても当時私は小学生である).

氏が私財をなげうって当時あまり注目されていなかったチャンカイ河谷での発掘に打ち込み,その成果からチャンカイ河谷にインカ以前にも高度な文明が存在したことを明らかにしたのである(というのは天野博物館のWebからの受け売り)が,今回もそのチャンカイ河谷での発見である.このチャンカイ河谷,ニュースでは首都リマの北100kmと結構近くらしい.たぶん私は行ったことがない場所だと思うのだが,その辺りの記憶はあいまいである.

まだ発掘やらなんやらでいろいろと時間のかかる作業があるのだろうが,いままでの考古学の常識がひっくり返るような発見があることに少しだけ期待.そして,できることならもう一度かの地に行ってみたいものである.

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