2008-08-15
オリンピックのバドミントンを見ると,なにか昔の記憶がひっかかる.それがなんだかしばらくわからなかったのだが,突然思い出した.
ルンスペである.といってもたぶん一般的に通用する用語ではない.学生時代,テニスのトレーニングで,ネット越しに球出しされたボールを打つ練習で,フォアのボレーとスマッシュを繰り返し行うというものがあったのだが,それをルンスペと呼んでいた.
ただ単にボレーとスマッシュを打つのではなく,ボレーを打つときはすばやくネット際までつめ,スマッシュは届くか届かないかぎりぎりのボールを下がりながら,時にはジャンプしながら打つのである.要するに前後へのショートダッシュとボレー,スマッシュが組み合わされたトレーニングであった.その名前とは裏腹にとても厳しい,つらいトレーニングだったことを覚えている.
バドミントンの選手の動きが,そのルンスペとよく似ている気がしたのである.違うのはルンスペは20球とかだけ(それでも十分辛かった)だったのに対して,バドミントンはそれが試合であること.よくまぁあれだけハードな動きを1試合を通じて行えるものである.オリンピックに出るレベルの選手だから,といえばそれまでであるが,それでもバドミントンが(私がいままでイメージしていたよりも)とてもハードなスポーツである,ということはとてもよくわかった.そんな中で日本人が,世界のトップクラスで戦っている,ということは,もっと注目してもよいのかもしれない.
ちなみにルンスペは,ルンルンスペシャルの略だと聞いたことがある.なんでも,これをやると足がルンルンする(俗に言う足が笑う,というのと同じような意味らしい)から,というのがその理由らしい.googleで調べても引っかからないので,私の周りローカルな名称だと思われる.いまでも行われているのかどうかは知らない.
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